ということで時間があいちゃったけど後編のはじまり!
前回の、改めて読みかえして思ったけど、めっちゃ病んでるね?
今思うとなんでそんな思い詰めてたのか、なんで無理してそこにしがみついていたのかわからない・・・
ただひとつ言えるのは、とにかく自信を無くしてた。
長い時間かけて、ゆっくり自信を、自分の存在価値を否定していた。
よくないね、自分を否定するのは!いまさらだけど!
さてそんな精神的に追い詰められて高ストレス者になってしまって、生きてるのも苦しい状態。
さて中の人は何をして、何をしなかったんでしょうか?
前編はこちら!
【会社の話】高ストレス者に該当したときの話ー前編Contents
前回のあらすじ
- 誰もが敬遠するやばい人とニコイチでチーム組まされる
- とりあえず頑張ってみた
- 数か月後ストレスで日々絶望し、生きる意味がわからなくなる
- その結果会社のストレスチェックで高ストレス者に該当してしまう
しなかったこと
苦しみの中でもがいて救いを求めて、声なき悲鳴を上げ続けていたわけだけど・・・
声が出なければ悲鳴を上げたところでだれも気づかないよね?
上司に相談しなかった
まず、相談したところで何もしてくれないって思っていました。
こちらに関しては、過去の経験も踏まえて、ここの上司はアテにならん、と諦めてました。
今思えば、過去の時と環境とかも色々と違うし、言うこと言わなきゃ何も始まらないよね?
まずは口でもメールでもいいから伝えて、諦めるのはそれからでも遅くなかったかもね、知らんけど。
あと、自分は「生贄」としてチームに配属されたと思っていたので、もしわたしの代わりに誰か別の人が生贄になったら・・・
を想像したら、ここでは仕事が続けられないなっていうのもあった。
人事に相談しなかった
人事からさ、定期的に色々アンケートとか来るんだよね。
仕事のモチベーションについてとか、現在の環境についてとか。
何度か、こう、助けを求めてみたけど、なんのリアクションもなかったから、人事もクソって思ってた。
ちなみに、最終出勤日の数日前に人事のカウンセラーから「数か月前に面談の希望いただいてた件で・・・」って連絡来た。
遅いんだわ!!!
遅すぎんだわ!!!
ただこれもある意味良いタイミングだった。
医師に相談しなかった
高ストレス者になったら医師との面談を勧められるんだ。
医師への連絡先も書かれてたけど、もしここで医師と面談して、なにかしらの病名が付けば仕事を休めるしかなりの救いになる・・・
とは思ってたんだけど、もし、ここでなにかしらの病名がついてしまった場合、転職に響くんじゃないかって怖くて相談できなかったんだね。
同僚に相談しなかった
前回でも書いたけど、ぼっちだったんですよね・・・
仕事を辞めなかった
とにかく自信を喪失していたので、ここを辞めたら行く当てがないと思い込んでいた。
その反面、辞めるなら転職先が決まってからって思ってた。
あとそこそこ有名な企業にいたので、ネームバリューが捨てがたいってこともあったし。
それと自分が持ってる経験が尖っているってのもあったから、転職用の汎用的な武器を手に入れるまで耐えていたってのはあった。
そういう意味で、このチームで転職向きのスキルを磨けたのは良かった。
仕事を休職しなかった
休職したら、たぶん有給使いきってひと月くらい休める・・・そのひと月で転職できるのか・・・?
できなかった場合復帰できるのか・・・?復帰した場合、もう一度あのチームに配属されるのか?
それとも新たな生贄を眺めながら別チームで仕事するのか・・・?
どっちにしろ地獄じゃない?
転職しなかった
転職サイトに登録して、いつでもやったるで!って気持ちでいたと思ってた・・・
でも実際は、心が疲れすぎて何も考えられなくなっていた。
最初にも書いた通り、とにかく自信も無くしてたから、こんなゴミ人間に行くところなんかない・・・
みたいな境地に陥っていた。
一応気になるところは応募してみたりもしてた。全部書類選考で落ちたけど。
あとね、単純に仕事が好きだったんだよね。それに基本的に良い人が多かったから、別のチームへ行きたいっていう夢もあったんだよね。
本当にね・・・もし別のチームにいたら・・・って考えない日はなかったよね。
時が満ちた
何もしてへんやないかい!
そう、なにもしなかった。だからここまで病んだんだね。
だけどある日、もう、だめだ、限界だ、わたしは頑張った。頑張った結果ダメだった。新しい生贄?知るかボケ。全員地獄に落ちろ。そのことを上司に伝えよう・・・。
とうとうそう思う時が来ました。
きっかけはシンプルに仕事できなくなっちゃったんだよね。
最初はやばい人と関わらないようになんとか仕事をこなしてたんだけど、先へ進むためには、何をしてもやばい人とからまなきゃいけなくなってしまったんだよね。
それを受け止める体力も精神力ももう残ってなかったの。
以前からメールも下書きで準備していました。
これを・・・送る時が来た!!!
今日の 17時 メールを おくる
奇しくもかまいたちの夜っぽくなってしまいましたが、覚悟を決めて、
もちろん覚悟が決まるまでにかなり何度も反芻しためらいました。最終的に悩み過ぎて仕事をしていないんじゃないか?ってくらい悩みぬいてとうとう!
戦いの火ぶたが切って落とされる!!!
その時!!!
部署内で大事件が発生
とにかく稀にみる大事件が発生し、全員、事件の鎮火へ全力を注ぐ形となったため、「上司へ相談」どころではなくなったのです。
覚悟を決めて握りしめたこの拳のやり場のない感なんなの・・・
と拳を見つめている間に、別件でMTGの嵐発生。
わたし限界やゆうてはりますやろ。
なんでなん?
なんで週3(全部別件)でやつとMTGやらなあかんねん!!!
今週乗り越えればええんか?
いやこれちゃうわ、ずっと週3MTGや、毎週3回進捗してないのに進捗報告MTGせなあかんやつやんくそがああああああああ!!!!
うわあああああああああ死ぬ死ぬ死ぬ無理無理無理無理なんですけどおおおおおお!!!!!
そして次の日、熱を出して仕事を休みました。
わたしは悟りを開きました。
このままではわたしは死ぬ。
死ぬ前に。
全てをかけて、転職活動しよう。
おそらく仕事をしながらの場合、もって2週間。
2週間以内に光が見えなかったら、もう、会社辞めよう。
上司に相談?相談した結果を待ってる間に死んでしまう。
相談している猶予なんかない。
新たな生贄を見ずに素早くここを去らなくてはならない。
それには転職か退職しか道はない。
2週間後
わたしは上司に相談しました。
いえ、報告、といった方が正しいのかもしれません。
退職します。
良いご縁がありました。
大変お世話になりました。
そして現在
さて!
見事に2週間以内に転職先が決まり、現在は心穏やかに過ごしています!
この2週間は、本当に、なんだろう・・・奇跡・・・というより、運命、といったほうがいいかもしれません。
転職の覚悟を決めてから数日後に、とある転職サイトからスカウトが届きます。
世間にとっては存じませんが、わたしにとってはよく知っている企業でしたので、そこからスカウトが来たのは正直、何かの間違いでは?と思うほどテンション上がりました。
翌週に面談し、その場ですぐ採用が決まりました。
2週間の出来事です。
お話を伺うと、そこの企業の求人開始時期と、わたしが2週間のリミットを付けた時期が一緒でした。
わたしがやばい人のチームに放り出されてからの活動とそれ以前の活動両方を評価していただいたとのことでした。
わたしが、地獄の汁をすすって生きてきたのには、ちゃんと意味があったんだって救われた瞬間でした。
限界が来るまで我慢したこと、上司に相談しようとしたら大事件が起きて機をのがしたこと、人事のアンケートが数か月放置されたこと。
どれも時期がずれていたら、自分にとってワクワクしかない場所へこんなに思い切りよく清々しく転職できなかったかもしれないなぁ。
ちなみに次の生贄は、いません!わたしの業務はみんながちょっとずつ分担する形となりました。
わたしが退職の相談した際部長に、ニコイチチームは絶対ダメだって言ったのが響いたかどうか知らんけど。
部長もわたしがやばい人と仕事して苦労してるのは知ってたから、本当にひとことでも相談してれば何か変わったのかもなって思う。
でもやっぱり、わたしが辞めたからニコイチ制度はなくなったわけだから、辞めてよかったんだと思う。
それと、ずっと生贄生贄言ってるけど、他の人から見て、わたしが生贄に見えたかどうかはわからないけどね。
まずは自分が動くこと
とにかく病んでたなぁと振り返って思う。
そこまで思い詰めるなって忠告してあげたいけど、あの頃の自分はもうすでに周りの声聞こえてないんだよね。
そういう病んでる人が高ストレス者になっちゃうんだろうね。
でもさ、正直、高ストレス者になったからと言ってそのストレスチェック制度を使って救われた人はどのくらいいるんだろうね?
あんまりいないんじゃないかな。
役に立つ人事ってこの世に存在しないじゃん。人事がなんとかしてくれるなんてあれ都市伝説じゃん。
上司に相談してもさ。
もうちょっと頑張ってみようって言われるだけじゃない?
あとうちのとこの部長は良い人だったけど係長がクソでさ。
万が一そんなクソみたいな人に相談しようものなら、「みんなつらいから」「じゃあ次の生贄はどうするの」って言われて終わりだよ。
せっかく勇気振りしぼって相談しても絶望して終わりさ。
部長が良い人だからみんな我慢してるだけで、あのクソの下で働き続けるなんて百害あって一利なし。おぉっと心の声がもれました。
まとめ
もしあなたが今まさに仕事で苦しんでいるなら。
とにかく自分が動かないと何も始まらない。
周りは助けてくれないよ。だってあなたが苦しんでることなんて、あなたしかわからないことなんだから。
これ以上会社の為に我慢する必要も耐える必要もないんだよ。
え?周りは頑張っている?
だからなに?それとあなたが我慢することと、なんか関係ある?
ないよね。だって我慢できる内容と容量って人それぞれなんだから。
誰かが耐えれてるから、同じように耐えれるなんて思わないで。
え?我慢が足りないだけかもしれない?
ん?その我慢って、期限が明確なの?
もし明確で、我慢した先に自分の成長や会社への貢献(一応お給料もらってるからね)があるなら、それでいいけど。
それがないなら足りる足りない関係ないよね。時間もったいないよ。
あとそれ我慢して本当に自分の成長につながるの?会社の利益につながってる?
本当に?
え?無職になるのがこわい?
いやいや、このままそこに居て、本当に壊れちゃうことが一番怖いことだよ。
壊れたら結局無職になったあげくすぐ働くことも難しくなるよ。
壊れる前になんとかしないと。
自分の明るい未来の為に!
失敗したって、死にはしないんだから。(これは善い人の有難いお言葉)
こんな世の中で、再就職も難しいかもしれないけど。
今までの苦労考えればさ、生きていればだいたいなんとかなるから。
もし転職考えてるなら、転職サイトだけじゃなくて、転職エージェントに頼るのも良いと思うよ!
転職エージェントってのは、人材紹介サービス会社のことなんだけど、そこの会社と面談して登録してもらうんだ。
面談だから、その時担当の人が自分についてくれるんだよね、そんで自分のスキルや希望に合うような求人を紹介してくれるの。
担当だから、応募から選考結果から全部その担当経由になるんだよね。転職エージェントによっては面接も一緒に出てくれたりとか、年収の交渉とかもしてくれるみたい。
これのメリットは、直接会うことによって「転職活動」してる感が出てやる気がでてくること、無料サイトとかには出てない非公開求人も見れるようになること。
そうするとさ、求人情報眺めてるだけでも、「わたしには人生の選択肢がたくさんある」って脳をだますわけですよ。
ストレスで血の通わなくなった脳みそ、ちょっとだけでも刺激あたえないとね!!
そこで良い出会いがあれば、気楽になれるじゃない。
黙って精神すり減らして動けなくなるの待ってるのはもったいないよ!!
何が自分にとって正解なのかは、結果論でしかないから、わからないから、気安く転職しろとは言えないんだけどさ。
動かないとなにも変わらないってことだけは覚えておいて!!